黄色部あたりにエンジンマウントが隠れている
傷んで朽ちたエンジンマウント
おっ! これはエンジンマウントのゴムが傷み朽ちて支障がありますね。
車は2016年式のマツダ・CX-5、走行距離は128,500km。
車のエンジンはエンジンマウントというゴムでできた部品でボディに取り付けられています。
一般的にエンジンマウントはエンジンの左右2か所、エンジンの後部1か所に配置されています。3か所のうち、後部が最も傷みやすい傾向に。車種によっては4か所あります。
左が傷んだマウント、右が新品Assy
エンジンマウントは「支持」「防振」「制震」の役目があり、エンジンの振動をボディに伝えることなく、どれだけ抑えられるかがポイント。走行性能を重視した車では操舵感覚やドライビィングフィールの向上の役割を担っておるのじゃ!
エンジンマウントが傷み破損しても、車検の検査項目にはないため、劣化したまま放置していても車検に通らなかったり、整備不良になることはありません。また、エンジンが脱落することもないのじゃ!
マウントAssy取り外し
エンジンマウントが損傷すると
・アイドリング時の振動が大きくなる ・加速時や減速時に「ガツン」といった異音がする
・AT車の場合、NからDレンジに入れた際に振動が大きくなる
・MT車の場合、低いギアでのシフトチェンジがしにくい(違和感がある)
マウントAssy新品取り付け
エンジンマウントの交換は10年または10万Kmです。ゴム製のマウントとともに固定具・ボルト・ナットのAssyで交換します。あまり気にすることはありませんが、中古車を購入する際は、ほかのゴム部品と合せて確認したいポイントです。
中元自動車では、車検や点検など入庫時に、エンジンマウントなど、劣化部品の見定めもしております。皆さまも、たまにはボンネットを開けてエンジンルームを覗いてみてくださいね。
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